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世界の街角から-47 [世界の街角]

紛争があった街角で
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DSC06347.JPG
                                                  DERRY,NORTHERN IREAND,U.K.

北アイルランド・デリーのボグサイト地区
かって、公民権運動が繰り広げられ14人もの民間人がイギリス軍落下傘部隊
により銃殺された重い歴史を持つ街角。

U2のBlloody Sundayは、この事件を歌っているものだ。
この壁画は、公民権運動を現わすもの。

CIVIL RIGHTS
公民権がなかったのかと思い、調べてみましたが
カトリック系住民への差別が行われていたようです。
例を挙げると
就職の差別(カトリック系住民には下働きしかさせない)
公営住宅の割り当てを変え、圧倒的に多くのプロテスタントに住まわせた。
プロテスタントに有利な選挙区の設定をし、1票の格差を意図的に作り上げた
などなど


その街角は今や、綺麗に花も植えられ人々の憩いの地となっている。
壁画が、歴史の重さ語っていた。

2019年8月撮影

世界の街角から-48に続く

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nice!(87)  コメント(19) 
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U3

 アイルランド共和国と、北アイルランドの関係を簡潔に分かりやすく説明すれば、そもそもアイルランドはカトリックで、英国が英国教会というプロテスタント。それが紛争と対立の根底にある問題。つまりこれは宗教問題。
 それでアイルランドが独立戦争を起こして勝利したが、それでもアイルランドは英連邦から離れられなかった。
 そこでカトリック系とプロテスタント系に分かれて分離独立の内戦が勃発して、南アイルランドは「アイルランド共和国」として英国から独立したが、「北アイルランド」はプロテスタント系が多いため英連邦に留まった。
 しかしその北アイルランドには、カトリック系の住民が多く含まれていた。そして北アイルランドのプロテスタント系住民からカトリック系住民は差別と迫害を受けた。
 IRA闘争が終結を見た今も、それが未だ尾を引いているということで宜しいでしょうか。
by U3 (2021-10-17 15:48) 

pn

今は差別無き世界なのかな?
by pn (2021-10-17 17:24) 

きよたん

宗教の対立は根が深いんですね

by きよたん (2021-10-17 17:31) 

ゆうみ

宗教が原因の対立は根深く なかなか終わりませんね。
亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
by ゆうみ (2021-10-17 19:08) 

八犬伝

TO:U3さん
仰る通りです。
あとは、ケルト人の国にアングロサクソンが入ってきて
支配した。根底には、人種問題も関わるようです。

TO:pnさん
そうですね
激しい抗争はありませんが
忘れたころに、ちょこちょことぶり返しているようです。
by 八犬伝 (2021-10-17 20:03) 

八犬伝

TO:きよたんさん
イスラム教でもスンニ派とシーア派も対立が根深いようです。

TO:ゆうみさん
14歳の少女も、銃弾に倒れたようで
その壁画もありますよ。
by 八犬伝 (2021-10-17 20:10) 

gardenwalker

こんばんは
私が社会人になった30年くらい前は
北アイルランドってヤバい所だった記憶があります
やはり、平和が一番ですね。
日本人には分からない宗教の対立だとかいろいろありますが…
by gardenwalker (2021-10-17 20:54) 

JUNKO

長い間紛争の続いた国ですね。今も奥深いところで続いているのではないでしょうか。宗教や人種の対立は難しいですね。
by JUNKO (2021-10-17 20:58) 

KINYAN

コメントありがとうございます。
小三治師匠がこのとき亡くなっていたことは一言もなく、後で知りました。
ご冥福をお祈りいたします。
by KINYAN (2021-10-18 06:53) 

kuwachan

宗教対立は日本人には理解し難いところがありますね。
ところで、昨夜何度やってもnice!とコメント欄が表示されませんでした。
メンテナンスの影響でしょうか。
by kuwachan (2021-10-18 08:48) 

hana2021

同じ国内でもプロテスタント系、カトリック系との対立。日本は無宗教国と言われているけれど、秀吉や徳川幕府がイエズス系の排除をしないでいたら、その後どこかの植民地になっていたかもしれませんね。
by hana2021 (2021-10-18 09:42) 

ファルコ84

紛争は嫌ですね!どんな理由があろうとも許せない
会話での解決が一番です。
でも紛争は絶えません、嘆かわしいことです。
by ファルコ84 (2021-10-18 10:17) 

U3

 某国営放送のBSプレミアムで、関口宏の息子の関口知宏の旅番組が今も時折再放送されています。
 以前(たぶん2年以上前)その番組で見たのですが、今も差別はあるみたいですね。カトリック系の居住区が高い塀で囲まれていて、塀際の建物の窓はすべて閉じられていて開かない。囲まれた塀に数カ所あるゲートは、夜の(確か)8時を過ぎると閉じられてしまう。そして夜の治安は非常に悪い。
 今もそれが北アイルランドの現実なのだと思います。
 英国でもブリトン人(ウェールズ人の祖先)や、アイルランドからスコットランド地方へ渡ってきた、北方のゲール人の地を奪ったのはアングロ・サクソン人でしたね。
 冒頭のイングリッシュ・ラベンダーの紫の花以前家でも植えていました。
by U3 (2021-10-18 11:10) 

johncomeback

宗教の対立は根深いですよねぇ。
一神教は不寛容ですからねぇ、日本のように八百万の神が良いなぁ。
by johncomeback (2021-10-18 19:44) 

八犬伝

TO:gardenwalkerさん
そうですよね
北アイルランド=危ない
というイメージしか持ってないですよね。

TO:JUNKOさん
そうですね
宗教プラス支配者・被支配者という面もありますので
複雑ですね。

TO:KINYANさん
やはり、そうでしたか
発表をしたのは、10日でしたから
それまでは、オフレコだったのでしょうね。
by 八犬伝 (2021-10-18 19:58) 

八犬伝

TO:kuwachanさん
お手数をお掛けしました。
21時前から24時頃まで
私も、記事に入ることが出来ませんでした。
一体、何だったのでしょうか?

TO:hana2021さん
そうですね
その可能性は高いかもしれませんね。
そういう意味では、鎖国も含め
やっておいて良かったですね。

TO:ファルコ84さん
本当ですね。
どこでも、領土問題や独立問題などで
紛争が起こりやすいですね。
by 八犬伝 (2021-10-18 20:01) 

八犬伝

TO:U3さん
そうですね
場所にもよるのでしょうが
ベルファストには、20もの壁が1970年代初頭に作られたようです。2009年に壁のある場所を訪れたのですが
どうでしたかね?
壁は閉じられると言っていたかな
残念ながら忘れてしまいました。
壁のある場所は、治安が悪く
歩いては行けません。
ブラックキャブ(ロンドンと同じものが走っています)ツアーで行きました。
この写真のデリーは、そのような壁はありませんが
北アイルランドでは、根底にまだまだ対立があるようです。

TO:johncomebackさん
確かに
日本は、そのような対立もなく
平和ですね。

by 八犬伝 (2021-10-18 20:11) 

Cedar

ダブリンで休日があり、列車でベルファストまで往復しましたが、インターシティの発着する駅は市内から外れた殺風景な場所で、市内までの道はパトカーがたくさん街角にいて剣呑な雰囲気でした。
特に事件などあった様子ではなく日常だったのでしょう。25年位前のことですが・・
by Cedar (2021-10-20 19:14) 

八犬伝

TO:Cedarさん
25年前ですか
まだまだ、その頃は危険な状況でしたね。
あの駅の周りは、何もないですね。
by 八犬伝 (2021-10-20 19:56) 

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