SSブログ

シャムロックに乾杯!アイルランド09夏-2 [アイルランド2009]

ロイヤリストの街角で銃口に狙われる
DAY2
ベルファスト(AM キャブツアー) 午後レンタカーをピックアップしデリーへ。 
走行距離 79マイル(127キロ)

DSC03655.JPG
Shankill地区
ロイヤリスト(プロテスタント)の居住地区シャンキル。

そうそう、これこれ
ベルファストに、どうしても来たかったのは
北アイルランド紛争を象徴する
カトリック側とプロテスタント側それぞれに
壁画をしている建物がある写真を見つけてしまったからだ。
なんだか、物凄そうで
これは是非とも、行かねばと思ったのだ。

DSC03656.JPG
ウイリアム3世の壁画
アイルランド・フランス連合軍を破り、アイルランド支配を確立した。
しかしながら、この地域は危険で
自由に歩き回ったりすることは避けるべきであること
キャブツアーと呼ばれるタクシーをチャーターし行くのが
安全で確実な方法だと分かった。
キャブツアーと言っても、行ってるタクシーは沢山あって
どこがいいのだかわからない。

そこで、trip advisor
から、評判の良いタクシーを見つけ出し
事前に日本で予約を取っておいた。
DSC03657.JPG
オリバー・クロムウェル
プロテスタントにとっては英雄であり、カトリックにとっては侵略者である
オリバー・クロムウェルの画

DSC03661.JPG
ライオンが、アイルランドの昔の旗を持ち
ユニコーンが、イングランドの旗を持ってます。

DSC03669.JPG
物凄い光景にシャッターを切っていきます。

DSC03670.JPG
銃口がこちらを狙っています。
威圧してますよね。

DSC03673.JPG
おや、今度は銃口が正面を向いている。

DSC03691.JPG
おや、今度はこっちだ。
この絵は、不思議な絵で
見る角度を変えても、必ず銃口が見る人に向いているのです。
邪魔なナショナリストが入ってきたら、撃ち殺すぞと言っているようです。

DSC03677.JPG
威圧する絵が多いのです。

DSC03678.JPG
アルスターの赤い手
アルスター(北アイルランド)の伝説に基づくもので
激しい戦の中、先に島にたどり着いた者が勝利するということで、

オニールという男が自らの手を切り落として、
それを島に向かって投げて勝利したそうです


DSC03681.JPG
勇ましい絵が多いのです。

DSC03688N.JPG
このGOLD RUSHは、何を指すのでしょうかね?
69と言うのは、北アイルランド紛争が激化した年を指すのですが・・・・

DSC03695.JPG
紛争で亡くなった人の慰霊の絵のようですね。

DSC03696.JPG
僅か、40年前の出来事ですね。

DSC03697.JPG
1969年夏、爆弾が投げ込まれ家と家族を失った子供達の絵です。
この絵だけ、このシャンキル地区では異彩を放つ絵でした。
太鼓の赤、白、青がイギリス側である事を物語っています。


シャムロックに乾杯!アイルランド09夏‐3に続く



よろしかったら、お願いします。

にほんブログ村 写真ブログ 建物・街写真へ
にほんブログ村
nice!(120)  コメント(39)  トラックバック(0) 

nice! 120

コメント 39

Takashi

何か異様な光景ですね。
実際に見ると、すごい迫力なんでしょうね。
by Takashi (2009-07-30 22:57) 

Butch

テロリストが潜んでいそうな雰囲気ですね。
しかし、ここに、よく行きましたねえ、感心します。。。
by Butch (2009-07-30 23:05) 

kumimin

タイトルにびっくりしちゃった(^^;
怖い思いをしたのかと。
アイルランドの政情は複雑ですよね。
銃口を向けてる人、どこからみても狙ってるんですね=^^=
by kumimin (2009-07-31 00:14) 

CC

昔、本や映画で知ったIRAがテロ組織のようなイメージだったのを思い出しました。。。それにしてもなんだか怖い光景です。
by CC (2009-07-31 00:20) 

e_chan

すごい壁画ですね。
けど、これらの絵が
その場所の現実なんでしょうね。。。
by e_chan (2009-07-31 02:51) 

yumi

何処から見ても銃口を向けられている感じに緊張しますね。
この場の雰囲気がそのまま伝わってくるようです。
by yumi (2009-07-31 06:20) 

ばん

銃口は怖い、恐い、こわいです。
by ばん (2009-07-31 09:17) 

ikuko

どの建物もすごいインパクトありますね〜(@_@)
by ikuko (2009-07-31 09:27) 

お茶屋

ホントインパクとありますね^^;
by お茶屋 (2009-07-31 09:38) 

chibiroh

まったくですー
すごく印象的な建物ばっかりですね!
by chibiroh (2009-07-31 10:04) 

okin-02

民族間や宗教戦争は、どの時代に成っても
無くなることが無いのでしょうね。
象徴的な壁画が、物語ってるようですね。

by okin-02 (2009-07-31 10:33) 

しろうさぎ

ブラッド・ピットの出ていた映画『デビル』のテロシーンを思い出しました。日本のマスコミはこういうところへ出かけて現実を報道しませんから今どうなっているかちっとも知らずのままでした。ペインティングでの民意の自己主張、すごいですね。それだけ人々が弾圧されたということでしょう。貴重なお写真見せてくださってありがとう。
by しろうさぎ (2009-07-31 12:00) 

mamitan

北アイルランドへ行かれていたんですね^^
楽しい思い出をいっぱい詰めて無事のご帰還
何よりです。
緊迫した壁画ですね。
美しい風景や植物が上塗りされる時代はやって
こないのでしょうか。
by mamitan (2009-07-31 12:31) 

八犬伝

TO:Takashiさん
はい
圧倒されましたよ。

TO:Butchさん
どうしても、この目で確かめたくて
行ってきましたよ。

TO:kumiminさん
宗教だけの問題じゃありません。
根が、凄く複雑ですね。
by 八犬伝 (2009-07-31 21:39) 

八犬伝

To:CCさん
ここは、プロテスタントの地域ですので
IRAに対抗する、UVF(アルスター義勇軍)のエリアなんです。
カトリック地域は、次回にまとめてご紹介しますね。

TO:e_chanさん
そうなんです
正真正銘の現実として存在したようです。

TO:yumiさん
見張られているという意識が、強く残りました。
心理的に圧迫していますよね。
by 八犬伝 (2009-07-31 21:43) 

八犬伝

TO:ばんさん
本当に、そうですね。
でも、それが現実問題として存在していた
このことが、一番恐ろしいことですね。

TO:ikukoさん
はい、圧倒されました。

TO:お茶屋さん
北アイルランド紛争を、垣間見た
そんな経験をしてきました。
by 八犬伝 (2009-07-31 21:46) 

八犬伝

TO:chibirohさん
何人もの尊い命が奪われた
恐ろしい過去がありました。

TO:okin-02さん
人と人の交流も、全くなかったようですよ。
プロテスタントとカトリックには
飛び交うものは、爆弾だけだったようです。
by 八犬伝 (2009-07-31 21:49) 

八犬伝

TO:しろうさぎさん
日本には、あまり知らされていませんね。
こちらは、プロテスタント側ですので
弾圧をした方なんですよ。
次回に、弾圧をされたカトリック側をご紹介しますね。

TO:mamitanさん
根深い問題が、あるようですよ。
もともと、プロテスタントの多くは
スコットランド人の移民のようです。
by 八犬伝 (2009-07-31 21:53) 

デルフィニウム

戦う人たちには それぞれ意味がありますが
子供たちが不幸になるのは見たくないですね。
銃口 何度も見なおしてしまいました。
by デルフィニウム (2009-07-31 22:51) 

ロボッコ

こんばんわぁ~☆

すごいインパクト受けました・・
この壁画ゎいろんな想いなど言葉で表せないモノがたくさん
詰まってるんでしょうね・・・
平和な世界がおとずれますように・・祈りを込めて☆


by ロボッコ (2009-07-31 23:33) 

ぷーちゃん

ベルファストですか。北アイルランドまでは
遠くて行ったことがありません。
昔は、映画「Patriot Game」の世界だったんでしょうね。
by ぷーちゃん (2009-07-31 23:36) 

やまがたん

ご訪問ありがとうございます☆
本日も仕事のため挨拶・応援のみとさせて貰います><
by やまがたん (2009-08-01 05:03) 

いっぷく

紛争が続いている地域だけに重苦しい空気が流れているのを感じます。
ここを歩くには観光気分も吹っ飛んでしまいますね、平和解決について
考えさせられます。
by いっぷく (2009-08-01 09:27) 

hukayoi

家の壁に個性的な絵が描かれて大変面白いです。
日本では余り見られない光景ですね。
by hukayoi (2009-08-01 14:42) 

sig

こんにちは。
アイルランド紛争のことは映画でしか知りませんが、
宗教が絡む戦争の解決は難しいみたいですね。
by sig (2009-08-01 17:15) 

OMOOMO

不思議な光景ですね。こんな建物があったなんて、どれも衝撃を
受けました。ビール飲むだけじゃなかったのですね。(笑)
by OMOOMO (2009-08-01 20:42) 

クール

すごい光景、何をどうコメントしたらよかか・・・・。
それぞれに描かれている意味があるのでしょうが。。
by クール (2009-08-02 10:31) 

八犬伝

TO:デルフィニウムさん
本当です。
子供たちに罪はないですからね。

TO:ロボちゃん
悲惨な過去を、二度と繰り返しては
いけませんね。

TO:ぶーちゃんさん
物凄い世界のようだったみたいですよ。
by 八犬伝 (2009-08-02 20:47) 

みけ

タイトルで八犬伝さんが実際に怖い思いをされたのかとビックリしました^^;
そうじゃなくてよかったですー。
でも、どこにいても狙ってくる銃口は怖いです。。。

by みけ (2009-08-02 20:50) 

八犬伝

TO:やまがたんさん
こちらこそ、お運びくださいまして
ありがとうございます。

TO:いっぷくさん
色々なことを考えさせられました。
本当に、行って良かったです。

TO:hukayoiさん
政治的なメッセージがこめられています。
平和ボケした我が国にはない光景ですね。
by 八犬伝 (2009-08-02 20:57) 

八犬伝

TO:sigさん
宗教だけではなく
支配者と被支配者
政治的にも絡み合い
とても複雑のようです。

TO:OMOOMOさん
はい
たまには、真面目に(^^ゞ
by 八犬伝 (2009-08-02 21:00) 

八犬伝

TO:クールさん
街角激写団で行ったら
この界隈を回るだけでも、数日を要しそうでした。

TO:みけさん
失礼しました(^^ゞ
とても考えさせる光景でした。
次回のカトリックサイドも凄いですよ。
by 八犬伝 (2009-08-02 21:02) 

Morimo

こちらも見事!コレクターの血がさわぎます。
by Morimo (2009-08-03 08:43) 

ぽて

居住区というからには、ここでは普通に人々が暮らしているのでしょうかね。
記憶が風化することは絶対ないですね。
by ぽて (2009-08-03 10:05) 

八犬伝

TO:Morimoさん
そうでしたか(^^ゞ

TO:ぽてさん
はい
洗濯物が見えた家も、ありましたよ。
普通に、ここで暮らしています。
by 八犬伝 (2009-08-03 22:12) 

nekotaro

ご訪問が遅れております・・・(^_^;)
いやぁ、普段はほのぼの見るんですが、
これは緊張しますねぇぇぇ。
現場に入るとホント撃たれるって思いそうな場所ですね。。。
by nekotaro (2009-08-06 22:07) 

Tabasa

でもやっぱり、アイルランドは竪琴(Irish harp)なんですね。
by Tabasa (2009-08-08 22:54) 

delfin

バルカン半島でもありましたが、
こっちが「○○」であっちが「XX」、みたいな土地が普通にありますよね。

宗教に肝要な日本人にはなんともピンとこない集計、現象ですよね。
by delfin (2017-05-03 22:15) 

八犬伝

TO:delfinさん
宗教による対立、日本人には分からないですね。
ロンドンデリーには、この後レンタカーで向かったのですが
道路標識に
LONDONの部分にxが付けられていて、DERRYの所もあれば
DERRYにxが付けられて、ただのLONDONになっていたり
とても複雑な対立があるのだな
と、感じました。
by 八犬伝 (2017-05-04 00:54) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0